ランタスXRという新しい持効型インスリンがでました。

2015-11-11

ランタスXRは「持続的な溶解」を意味します。
Extended   release    :        徐々に   放つ

ランタスXRは持効型インスリンなので併用可能なインスリンは超速効型と速効型インスリンです。混合型インスリンとの併用は臨床試験を行っておらず、勧められません。

注射時刻は1日1回、毎日一定とします。どんなインスリンでもそうである様に、ランタスXRにも多少のピークがあります。ピークがなければ血糖値は下がりません。トレシーバとは作用時間が異なり、トレシーバは42時間超なのに比べランタスXRは36時間以上だが36時間で臨床試験を中止しています。

GLP-1作動薬との併用はリキスミア、ビクトーザ、トルリシティとは併用可能ですが、バイエッタ、ビデュリオンペンとは併用不可能です。

血糖降下薬との併用はインスリンとは併用不可能な血糖降下薬は併用不可能です。アマリール、α-GI,

DPPⅣ-阻害薬以外は併用不可能です。

腎機能障害の患者には慎重投与です。ランタスXRのみならず、すべてのインスリンは腎機能障害の患者には慎重投与です。

ランタスXRはランタスを3倍に濃縮してあります。例えば、ランタスは1単位が0.01mlなのでランタス10単位だと0.01mlの10倍の0.1mlが必要ですがランタスXRは1.5mlで450単位含まれていますので、1mlで300単位です。0.0033mlが1単位で10単位だと0.033mlでよい。量がランタスXRの方がランタスより少なくて済みます。ランタスXRとランタスは基本的には同じです。ランタスXRは濃度を上げて作用時間を伸ばしているだけです。

また、ランタスXRは、ランタスと同様に、皮下注射後、pH7.4で速やかに等電点沈殿を起こします。その結果、ゆっくり溶解しながら、全身に回っていきます。これはランタスと同じ機序です。等電点沈殿を起こすことにより、溶解がゆっくりになります。表面積がランタスXRの方がランタスよりも小さいため、より溶解速度が低下してゆっくり作用する様になります。

ランタスXRとトレシーバとの違いは作用時間の違いのみです。

詳しくは糖尿病ページをご覧ください

 

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